このレビューはネタバレを含みます
面白かったです!!
よく作り込まれている作品で評価が高いのも納得でした。ドイツにもこういったジャンルで素晴らしい映画があることを知れたきっかけの作品になりました。
この作品の素晴らしいところは疾走感溢れる展開と緊張感あふれる映像と音楽、観客の目の欺き方(演出)、全てを狙って作られた脚本だと思います。
特に脚本。今までもこういった類の作品は多く存在し、僕自身も多く観てきましたがこの物語はラストで二段階のどんでん返しを用意しているのが斬新でしたね。
きっと監督はこういったどんでん返しの作品が大好きなんでしょうね。作中にも「ファイト・クラブ」のポスターがあったりとリスペクトを感じます。
広告で「100%見破れないトリック」と書いてあり、その分注意深く観ていたので孤独で不運な過去=精神疾患、多重人格と読み、「見破ってしまった」と思っていたのでまさに作り手の思い通りのカモになってしまいました。笑
というのも終盤までそのタネ明かしのヒントを出していないことが賢いところでしたね。だからそこまで見破ることが難しい。
音楽も心臓の高揚と近いBPMになっていて入り込みやすくなっていてよかったです。
主人公がファイト・クラブのエドワード・ノートンと重なる、、