このレビューはネタバレを含みます
おわったよおい、こんな中途半端なところで? うそだろ。
実際にあったスノーデンの告発のドキュメンタリーなのにその後どうなったとか、アメリカの動きとか、語られないで終わるんだ。ちょっといきなり尻切れだなあ。
アメリカって暴露する人たちがいて、正そうとする人たちがいて、だいたい激震が走る。日本だとそれを暴露する前になにか圧力があるか、暴露した内容をでっち上げだとしてウヤムヤにさせるけれど、真っ向から立ち向かう告発者と受けて立つ政府の戦いが、やはり面白い。
なるほどねえ、リークの仕方、亡命のプロセス、なかなか興味深い。このドキュメンタリーが本物ならスノーデンは最初から全部記録させていたわけだ。保険をかけていたのか、遺言にしようとしていたのか、さすがトップシークレットを扱う要職についていただけのことはある。スマート。
それゆえにあんな風に途切れてしまうと、ええ、なんかあったの?と疑いたくなるよね。