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流れ星が消えないうちにのtheocatsのレビュー・感想・評価

流れ星が消えないうちに(2015年製作の映画)
1.2
演者たちの混沌としたネガ心情がポジティブな明朗さへと微妙に変遷していく有り様を共体験していくというような映画なのだろう、きっと。
しかし、余りにも微妙過ぎて共鳴共感するには全く至らず、退屈感とイラつきだけが増していくという邦画によくあるパターン。

エッジを利かせないなだらかな展開は監督が意図的にそうしたのかもしれないが、展開や演者たちの心情の起伏をもっと際立たせて、100分程度にまとめてくれればよかったのにと個人的には思う。
加えてヒロイン波留の魅力をまだ見出せずにいる。

とはいえこの手の茫洋でヌボーッとした視聴感を好む向きにはもちろんいい映画ということになるのだろう。
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