監督・脚本 細田守
上映当時、映画館まで観に行って、なんじゃこりゃと思った。要素何でもかんでも詰め込みすぎじゃろう!
その為、印象が悪かったが改めて観ると良い部分も多く、良い映画だなと思った。
初鑑賞での違和感は、急に熊徹から離れていくキュウタ、大事な熊徹の大会も最初は応援行かない親不孝さ。そして暴走する一郎彦がクジラになって、熊徹は剣になって助けるのだけれど、最後はあまり感謝せずあやふやな終わり方。
ただ2回目観るとメルヴィルの白鯨の伏線があったし、剣になるのも日本の八百万の神思想の話とかよく練られてていたなあと思う。
キュウタが熊徹と訓練をし、どんどん成長していく姿は最高だし、思春期を迎えた反発も父子の相剋も良かった!
それでもめちゃ好きになれないのは、ヒロイン楓必要かな?最後バケモノの世界行かなくて良いだろ?とか細田守の話の展開に乗れない自分のせいだと思う。
あと熊徹目線になっちゃうというか奴を応援したくなっちゃうから、主人公にイライラするのだろうなあ
2021.128