あやか

怒りのあやかのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
1.0
信じたい気持ちはどこかで現実を追い越してしまう。肥大した“それ”を、僕たちは裏切りと呼んでいる。信じ切ることはどうしたって難しい。

2時間ものあいだ繰り広げられる点でバラバラなバイオレンスは、最後の最後で丁寧にひとつずつパラパラと折りたたまれていく。一つは始まり、一つは終わり、一つは破かれてどこかに消えていった。

大切なものは、増えていくんじゃなくて減っていくんだ。
あやか

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