約一年ぶりのレビューです。90人以上のフォロワー様が残ってくださっていることに感謝…。また思い出しつつ記録してゆきますのでよろしくお願いします*\(^o^)/*
さあ、記念すべき再開1作目は先程観てきたばかりの『怒り』。
超満員の大スクリーン。いつも通り1番後ろの席で、時間が経つにつれ重くなる雰囲気を味わってきました。
粗筋や役者さんの演技については他の方が丁寧に書いてくださっているので省略します。
→
序盤から目を逸らしたくなるような(でも目を離すことすらもできない)刺激的なシーンが次から次へと映し出される。観客は妙にリアルすぎるスクリーン越しの映像に一気に引き込まれていた。
そこから2時間はあっという間で、犯人が判明し、エンドロールが流れてからも観客だけはその世界に取り残されている。
映像では確かに終わっているのだけれど、”終わっていない感” ”このまま終わっちゃいけない感”が押し寄せてくる。1人の理性的存在者として、そして日本人として、この映画に向き合わねばならないと。
疑って失うことと、信じて裏切られること。貴方はどちらにより深い”自分に”対する怒りを感じますか?
信じて裏切られる方がマシだ!という人の方が多いだろう。しかし、あのシーンを観ていると本当にそうなのか…?と改めて考えさせられる。
監督は人間の闇をいかに現実的に映し出せるか挑戦しているように思えた。
近頃多い、中身のないチューインガムのような観たあとすぐに記憶から薄れてゆく作品ではなく、観たあとに色々と考えさせられられ深まってゆくスルメ映画でした。
これだけじゃ面白くないのでここで1つツッコミを…( ˘ω˘ )
口コミやレビューを観ていると【重すぎて具合が悪くなった】とか【しばらく鬱になりそう】って書いてあることが多いんだけど、そこまで重すぎるとは感じなかったかなあ。いや、考えなければならない事は沢山あるのだけれど…!涙は出たけれど、吐き気がする程ではなかったかな。
この人たちが『カッコーの巣の上で』や『ミリオンダラーベイビー』『ダンサーインザダーク』を観たら発狂してしまうのだろうか…(´・_・`)この2つは具合悪くなるわ、観なきゃ良かったと後悔するわの完全にトラウマ作品です。笑
いやはや、久しぶりに劇場で観た邦画、よかった。1人で観ることをオススメしておきます。
追記。(´-`).。oOダンサーインザダークも追加しとこ…