てながあしなが

怒りのてながあしながのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
5.0
とんでもない出来に、見終わった今も筆が迂路をとっています。もしこの映画の感想をちゃんと書こうと思ったら、10回は見ないといけないような気がします。「この映画を見て、映画業界に関わりたいと思った」と言っている就活生がいて、この映画の良さを力説されたのですが、正直その時は面食らってました。でも、今なら彼の気持ちがわかります。この映画は自分の知らない「表現」を見せてくれた気がします。今もなお飲み込めきれていないのですが、すごさだけはよくわかりました。文句なし、満点です。

個人的には、この作品を書いた吉田修一という人物に興味が湧いた。どういう人生経験を経たらこんな作品ができるんだろう…。