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シン・ゴジラのtq1chiのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.8
”根拠の無い楽観は禁物かと”

””私は好きにした 君らも好きにしろ””

”God zilla?”

”正に人智を超えた究極生物か”

”彼は荒ぶる神の力を解放させて”
”試したかったのかもしれない”
”人間を”
”この国を”
”日本人を”

”スクラップアンドビルドでこの国はのし上がってきた”
”今回も立ち直る”

庵野秀明が脚本を務め、樋口真嗣がメガホンをとったゴジラ。
リアリティある現代日本と日本の虚構、ゴジラとの戦いが描かれる。
まず庵野秀明節全開の難解な用語のオンパレードや早口、明朝体のテロップ、印象的なカメラワークが最高。官僚が主人公ということもあって会議のシーンで飛び交う言葉は7割ぐらいしか理解できないが、不思議とニュアンスは伝わる心地良さ。
今作のゴジラは人の業から生まれた怪獣王、というより今回は人を試す偏屈な博士の遺した禅問答という感じ。造形も恐ろしく細かく、一個体で進化を続ける超生物として描かれている。実際最初は水生生物だが、段々と適応を重ね、陸上生物へ、しかも人間のような立ち姿になっていく。これがまた人が入っていそうな姿形なのが面白い。また、その暴れる様はどこか日本に幾度と訪れる自然災害に似ている。
他にも、現代日本の政府や世界における日本の立ち位置がとても細かく描写されており、自分は政治に不勉強なので全ては分からなかったが、これもまた上手く作られているのだろう。
音楽も良かった。新規の曲も何曲かあるが、初代や他の歴代ゴジラ映画からの引用が楽しい。流れるタイミングもバッチリ。
映像も白組の本気が観れる。街の上を舐めるように動く巨大な尻尾、車窓から見えるゴジラの巨体、全てを焼き尽くす熱線。そのどれもが映画の中での現実として存在していた。特に目黒区を蹂躙するゴジラ。恐ろしいったらない。
現実対虚構という触れ込み通り、今ある現実と虚構の、いや映画の怪獣が対決する傑作。

ゴジラの造形ほんとすごい

ゴジラ=災害なんだろうね
どう対応するか

映像ヤバすぎ

内閣総辞職ビーム

事の発端になった人が故人なの大好物

最後に団結するとこほんとアツくなる

第5形態怖すぎるって

マフィア梶田ァ

尾頭ヒロミと安田すき

KREVA出ててビックリ
キャストすごい
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