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シン・ゴジラのbのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

これは、何も言えねぇ....
ネタバレになるので言えないというより言葉が全然出て来ない、あまりの情報量に正直1度観た程度では全ての情報を処理しきれない。この感じはまどマギの新編を観たときに近い。なんかとんでも無いものを観たそれは分かる。しかし、情報処理が追い付かない。

ただ、とりあえず興奮冷めやらぬうちに書いとこうと思いましてレビュー。

そんな感じですがとりあえず言えることはゴジラ関連の描写全てが良かった。圧倒的な映像だった、アイデア、見せ方、造形その他全てが素晴らしかった。観てる最中これは、これは俺が観たかったゴジラだ!俺は多分これが観たかったんだ!と思ってました。正直これだけで大満足というかとても魂を震わされる映像でした。

本作のゴジラは容赦なしに殺しにかかって来るので単純にむっちゃくちゃ怖いです。しかもグロいです。キモいです。
中でも本作屈指の凶悪シーンの第二形態の初登場シーンは戦慄とともに思わず劇場で「うわっ!」と声が漏れてしまったくらいです。あと中盤の首都大破壊はヤバい。超怖いのと同時にあまりの美しさに恍惚としてしまった。
本作で特筆したいのはちゃんと被害者の視点の映像を挿入する事により恐怖感を最大限に引き出してる事です。自分が襲われてる気持ちになるので尋常じゃなく怖かったです。被害者の視点で死を追体験してしまった感じです。あれが現実ならおそらく100回は昇天してますね。

無知ながら少し深読みすると、ゴジラが何故か東京に向かって来たのかは初代ゴジラを意識してる気がしました。あとあの意味深な尻尾あれは被害者の亡骸かはたまたエヴァ関連か。初代ゴジラもそうでしたが、今回のゴジラは哀しい叫びのようなものをまとってるんですよ。人間の業によって産み出された哀しき生き物というか。そこもなにか設定がある気がしますが良く分かりません。流石庵野監督いくらでも深読み出来るつくりなので基本的にこれだ!って解釈が見当たらない状況です。

色々フックがありすぎて他にも書きたい事は山ほどありますが、それは

《以下、中略》

と言うことで(笑)


しかし他に書くとしたら、キャラクターの魅力ですね!尾頭ヒロミさんは確かにアニメ的なキャラクターと言えますが、彼女はメチャクチャ萌えます。完全にヒロインでした。なんなら泉修一政調副会長も萌えます!

まぁ、もう一人のヒロイン、カヨコ・アン・パタースンこと石原さとみの件については言うまでもないので、言いませんが(←言ってる
正直最悪でした笑(←さらに言ってる
まぁでも他の情報が多かったのも幸いして割と気にならなかったかもしれません(爆笑したけど)。発音はけっこう頑張ってました!

総評を書くとしたら3.11以降の日本が受けた震災被害や原発問題等を想起する映像や設定、そしてその被害に対しどう復興するのかというテーマは日本人なら誰もが感情移入出来る話だと思います。
この映画自体が日本の総力戦であり日本映画界の総力戦だったように、日本はこれから先の未来、国民一丸となって総力戦で戦えば、ひょっとしたらなんとかやっていけるんじゃないかと強く思わされました。て言うかこの上なく血沸き肉踊るエンターテイメントなので間違いなくオススメです。

なんも言えないとか言っといてけっこう書いてしまった....つまりそれだけの魅力がこの映画にはあるということです。

島本先生が負けを認めるのも頷ける(笑
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