杉原千畝のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

第2次世界大戦時、ナチスに迫害されたユダヤ難民にビザを発給して救いの手を差し伸べ、「日本のシンドラー」とも呼ばれた外交官・杉原千畝の半生を、唐沢寿明主演で描いたドラマ作品ということで。

印象としては、唐沢寿明が演じた杉原千畝の偉業は尊敬に値しますし、もっと多くの人に知ってもらいたいと心から強く思ったのだが、正直に言ってしまえば、肩透かしを食らったとしか言いようがない。まず、大まかなあらすじや描かれているものは悪くはないのだが、全体的に抑揚がなく、淡々と展開していくので物事が印象薄で心に全く響きません。杉原千畝やユダヤ人らの苦悩や葛藤、心境がもっと繊細に映し出されていれば印象も大きく変わったと思いますが。それと物事に対する過程の部分もわりと雑で、どこか中途半端。ただ単に出来事をなぞっただけの薄っぺらな作品でした。題材が題材だけにもったいない。