らっきょ

クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃のらっきょのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

過去に2回ほど観た上にDVDも持っているのだがまっったく中身を覚えていなかったので視聴。
ひろしとしんちゃんの声が昔の声なので懐かしい。
原作もかなり読んでいるので、最初の引っ越しシーンにまたずれ荘の住人がいたり、むさえちゃんいたりして嬉しかったです。
最新の映画を観たのもあり、どんだけ風間くんはしんちゃんやカスカベ防衛隊のみんなと別れることを不安で寂しいと思っているんだよ…!!!と愛しくなりました。
ストーリー自体は結構ゾンビ映画してるし、音を立てないように逃げるシーンやヘリコプターを襲うシーンは結構怖かったです。が、それでもやっぱり生ぬるい感じが否めないというか…。
しんちゃんの映画で人死んだらダメなのは分かるので、ストーリー斬り込みづらいよなとも思うので人が死なないというご都合展開は良いとして、やっぱりキャラクターが薄いのが悲しい。
ゾンビ映画、ホラー映画あるあるキャラの上澄みを持ってきて名前をつけたみたいな動き方ばかりだったので新鮮味もなければキャラクターらしさ?みたいなのも無いというか…。
クレヨンしんちゃんによく出てくるキャラクターがメキシコという舞台なのでほとんど出てくることがなく、となると観客にさっき登場したキャラクターに感情移入させたりギャップを作って好きになってもらわなければいけないのですが、やっぱりそれってめちゃくちゃ難しいんだなぁ…と感じました。
一個言うなら、スマホちゃんってパパとママいたのかよ!というのは思いました。
1人でスマホ触ってるし、両親に対しての思い入れとかも語られなかったから突然普通の女の子みたいなこと言い出してびっくりしました。
というか、もっと早い段階で取り乱すべきだろ、強いなスマホちゃん…。
プロレスラーのおじさんはめちゃくちゃ良いキャラしてました。初期のクレしんのキャラクターっぽくて、惨めでちょっと恥ずかしい、でもなんだか応援したくなる頑張り屋ですごく好きでした。
ストーリーは(ツッコミ所はあるけど)ちゃんと始まって終わって支離滅裂感も無いし、キャラクターも一応いるのですがやっぱり何も残らないというか…。
あとゲストの芸人さん達のキャラクターがもはや今登場させる意味あった?感が否めない部分も多かったのも残念。
話を考えるのってやっぱり難しいんだなぁ…
らっきょ

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