おばけ

恋人たちのおばけのレビュー・感想・評価

恋人たち(2015年製作の映画)
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アツシのストーリーだけでも物語は分厚く魅せる作品として成立するがそこを閉鎖的な環境に疲弊した主婦、社会的強者ではあるが性的マイノリティな弁護士という3本柱に仕立てるところが監督のオリジナリティでありユーモアも感じるところ

犯罪被害者(作品違いになるが加害者関係者含む)の社会的援助はまず当事者が事件にどれだけ向き合えるのか、周りに開示できるのかという問題が発生する
遺族仲間である義姉にも心を開けていない様がかなり深刻
相手の関係性によって古人(それぞれの関係性・妻、娘、姉妹等)を見つめ直さなければならないと考えているから立ち入る領域を踏まえているし立ち入ってほしくないと考えている
土足で踏み躙られたことも多かったためだろう
それは弁護士とのやりとりで十分わかる

(現実においてマスコミなどで騒がれたような人たちがこのような精神状態、生活下に強いられて生活保護の申請は通るのかな…通常、規定の住まいに引っ越すことになると思うけど奥さんと住んでいた住居を離れたくないみたいだしその点が気持ちは汲んでもらえないのだろうか……)

雅子様、日本のプリンセスはもう、皇室に収まらず、雅子様自身で輝いている
そんな雅子様を瞳子がきちんとみて憧れていてほしいと思う
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