思いがけない斬新さでついのめり込まされる
聾唖者寄宿学校ゆえに無声はいいとしても、手話の字幕さえないというなんじゃそりゃ!?な映画。
しかし、状況はなんとなく理解できるし、聾唖者犯罪グループというシャレにならない主題ながらチャップリン映画と通底するような珍妙なユーモアが滲み出て、「一体どうなるの?」という深刻にならない緩やかな好奇心が最後まで持続。
決してポジティブな何かが得られるわけでも、悲惨悲壮悲劇ゆえのカタルシスがもたらされるわけでもないが、ユニークな切り口のみで最後まで見させられた感はあるかな。
4.1の四つ星
視聴後調べでフランス映画と思ったらウクライナだったんだね。
012106