映画侍

レジェンド 狂気の美学の映画侍のレビュー・感想・評価

レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)
3.0
実在した双子のギャング、クレイ兄弟の映画。実話ということを知らなかったので、早速鑑賞後クレイ兄弟について検索。
60年代ビートルズが流行っている頃、裏の世界を仕切っていたギャング、結構有名らしく彼らを題材にした映画も多いそう。実際のクレイ兄弟を写真で見たがめちゃめちゃ顔が似ていた(当たり前

まぁそれは置いといて、今作の魅力は何と言ってもトムハーディ。
頭脳派でカリスマの兄レジーと狂暴で命知らずの弟ロニー(予告より)、タイプが違うのに演じ分け、まるで2人いるかのような演技力はやっぱり凄すぎる

兄レジーの演技をとってみても、最初と最後では大きく違う。
"狂気の美学"って割にはなかなか明るい雰囲気、シュールなコメディ作品に近い雰囲気だと最初は思っていたが、途中から不穏になる
弟に足を引っ張られるが、弟には手を出せない。そのストレスが兄を狂わせたのか、それともやはり性根が元から狂ってたのか。それはわからないが、レジーは最初と最後で全然違う。トムハはやっぱりすごい俳優だな

バディムービーとして観るにはなかなか辛いものがあるが、といっても彼らはギャング。辛いも糞もない、人様を銃で脅すような連中は怖いこと間違いなし、怖い人たちは嫌いです(あつい手のひら返し
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