⭕️初見
急に韓国の恋愛映画が観たくなって、前々からずっと気になっていた作品ということで鑑賞。
独特なシナリオの恋愛映画で普通に面白かったし、ロマンチックでした。
◼️とりあえず、お洒落。
ほんとめっちゃお洒落でした。
映像も綺麗だし、アングルも良いし、主人公が家具を作る職人という設定もあってセットや衣装もめちゃくちゃお洒落でした。
個人的に、何度もするデートのスポットがいちいち素敵で惹かれました。
目が覚めると外見が変わってしまうという独特の設定以前に、ここにあるロマンスは互いの価値観をしっかり表現できていて良いなぁって感じるポイントでしたね。
木材への関心とか音楽への関心とか、2人の中にある世界観の表現素敵。
◼️独特の設定を活かした脚本は見もの。
いや、シンプルにどう落とすのぉ?って思えるような設定ですが、まさに韓国恋愛映画といった感じのハッピーエンド(完全偏見)はすっきりしていて観ていて苦がなかったです。
そもそも設定が飛んでるので、すれ違いの演出や過去の開示は非常にやり易いのだろうなぁと思えましたが、距離の測り方は非常に難しい描写が必要かと感じていました。
これに関しては、ファーストコンタクトから表情やカットの割り方で魅力を最大限に出しまくっていたヒロインの描き方がめっちゃ効いていて、まぁ魅力的で寛容な女性像を描かなければ強引な距離の縮め方が成り立たなかったというのもあって、余計な程に描かれていましたね。演技も良くて、表情が素敵でしたね。
後半に関して言及しておくと、周りの人々からの視線などによる問題という客観的な視点、主人公の両親の境遇を開示することで、ことの重みをしっかり描いていて、ここでは(というか後半はほぼ)ヒロイン主観の物語になっていくことによって、視聴者が移入できるようになっていました。
てかシンプルに設定面白いに尽きるけど。
◼️総括
ビューティー・インサイドって言うタイトルとても素敵だなぁと思いました。
“人“を認識する上で”その人たらしめるもの“とは一体何なのであろうかと、愛で描くのはとてもロマンチック。
これは普通におすすめできる一本。
《好きなシーン》
ロマンチックなシーン多めなので全体の空気感が好きなのだけど、ラストシーンでトルコ(だったっけ?)の家にヒロインが尋ねるシーンはとっても素敵です。
ドアを開ける主人公視点に映るヒロインの表情から窓際で手を握るまでの会話には心がぎゅっとなって息が詰まりました。ほんとロマンチック。