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はじまりへの旅のTOTのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.0
個性と知性に溢れても、思想と理想主義は負け、ユートピアは破綻するのか?
負けるとわかっても走り出して現実とぶつかる家族に涙を流しつつ笑う。
まあ子供たちの健やかに美しいこと。
そして何よりヴィゴ父さんの愛。
どんなに独善的に見えても、この身は君のものって言われたら…ああもう!って降参しませんか?しないか。
あと、次男の反抗的な上向き鼻キュートですね。
ちょっと長いと感じるラストカットが家族の形をじっくり見せて、とてもいい。

途中、え?なんでこここんな撮り方すんの怖くない?ってカットあり(夜のバスケットゴールのロングショット)
同日『ジャッキー』を観てから調べたら、撮影が同じステファーヌ・フォンテーヌでした。
『預言者』とか『君と歩く世界』の人。
なんかシガー・ロスみたいな音楽だなーと思ってエンドロール見たら、音楽シガー・ロス。
来日公演のチケット取り忘れてたこと思い出した。ありがとう。

架空のエルフって字幕は狙ったの?違うの?笑ったけど。
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