ペイン

はじまりへの旅のペインのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.3
“性教育”

想像以上にグッとくる素晴らしい良い映画だった。ナーメテーター。

でもオープニングがメルギブソンの『アポカリプト』そっくりで狩りのシーンから始まるので仰天。一瞬借りるDVD間違えたかと思いましたよ(笑)

8歳の娘に“性行って何?”と聞かれ何のためらいもなく男性のペニスを女性の膣に入れることだよと教え、子供たちを学校にすら行かせない型破りな父親を“ヴィゴヴィゴ”ことヴィゴ・モーテンセンが見事に演じています。

親だって人間だし完璧じゃない。自分の教えこそが正しいと思い込んでしまうことだってある。

そんな父と子たちの奇妙な関係性からいろいろなことが浮かび上がってきて観ている側はとても考えさせられる。ほんわかコメディというよりはとても立派なヒューマンドラマです。

人によって多少は響く響かないはある作品だとは思うが個人的にはとても大好きな作品になった。

※子供たちが歌うガンズ&ローゼズの名曲“Sweet Chile Of Mine”からのボブディラン&ザ・バンドの名曲“I Shall Be Released“が流れるエンドロールでは涙で曇って画面が見えませんでした(笑)

ちなみに別の映画『チョコレートドーナツ』のエンドロールでもボブディラン&ザ・バンドの“I Shall Be Released”が流れて号泣でした(笑)
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