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はじまりへの旅のachakoのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.8
生きることへの選択肢は誰もが
自由であること

母親の病気の治療の為にと森で暮らしていたがその母親も入院し
父親と子供たちだけの暮らしぶりは
まるでサバイバルな生活だった
学校にも通わず子供たちの教育は
父親からと本から得るのみ

そして精神病で入院していた母親が亡くなり葬儀に出席する為
母の実家へと車で向かう

森から久しぶりに街へ出た子供たちは
世間知らずな事に気付く

父の選択と子供たちの選択は違っていた
父は子供たちを守るためにしていた生活が
"悪気のない過ちだった"と…

そして父は子供たちを実家へ預け
一人で離れたはずが
まさかのサプライズで感動しました

生き方なんて疑問を持たなければ
それが自由な選択だと思う
だが周りを見渡すことも時には必要なのかなぁとも思えた

徐々に盛り上がるストーリー展開と
父と子の固い絆の描き方
綺麗な景色や音楽での盛り上げ方も素晴らしかったです

また父親役のヴィゴ・モーテンセンがカッコ良すぎました
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