あきしげ

シャークトパスVSプテラクーダのあきしげのレビュー・感想・評価

2.5
ハイブリッドモンスター二世は温室育ち。

良かった点。

・映画として成立
・ヒロインが美人
・怪物による対決

悪かった点。

・テンポが悪すぎ
・CGが安っぽい
・登場人物がクズ

ロジャー・コーマン製作のシリーズ。
三作も作られている人気のシリーズ。
サメ映画の可能性を広げたシリーズ。

一作目の衝撃的なデビュー。
サメとタコのハイブリッド。

上半身がサメで下半身がタコ。
どう考えても良さを打ち消す。
しかし、史上最強の生物です。
陸にも平然と上がるサメです。
触手の先には鋭い鉤爪がある。
生体兵器だから凶暴性を持つ。
以上の点から最強だと言える。

という本シリーズの解釈です。
サメの攻撃力はほぼ皆無です。
タコの柔軟性もほぼ皆無です。
あくまで力業で殺すだけです。

それがシャークトパスという怪物。
対して本作でプテラクーダが登場。

翼竜プテロダクティルス(プテラノドン)の遺伝子。
そこに魚であるバラクーダ(オニカマス)の遺伝子。
陸海空とすべての場所を制覇した最強なる生体兵器。

ただし、代謝が非常に高いせいで常に空腹です。
あとはコンピューター制御で簡単に操作できる。

一作目は確かに微妙な感じでした。
ダラダラした感じはまさしくB級。
本作はそれなりに完全しています。

監督のケヴィン・オニールは三作目も続投。
ロジャー・コーマンに気に入られただろう。

本作の見どころはヒロイン役のケイティ・サヴォイ。
ラテン的な顔立ちとモデルのようなスタイルを持つ。
本作は彼女をなくして成立しないほど絵になります。
だけど、ヒロインは名声を手に入れたい欲の塊です。

主人公のリブ・ヒリスは普通な感じ。
本作の中では常識人だったので地味。

逆に問題を作った博士はなかなかのクズ。
自己中を末期状態にしたようなクソ野郎。
だから死に方も一番残酷で監督の好演出。

テンポがあまり良くないのが痛い。
所詮はケヴィン・オニールが監督。
三作目も似たような感じでもある。
あきしげ

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