エイプリールフールなので、約4年ぶりに製作中止になった映画を偲ぶ回。
[概要]
『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の続編企画として、その50年後を舞台に同じ惑星で起きる出来事を描く予定だった物語。過去のインタビューによると、「主人公が、敵の飛行機乗りにさらわれたお姫様を助けに行く」という『紅の豚』や『ストリート・オブ・ファイヤー』に影響を受けた内容だったとのこと。
[解説]
アマチュア映像集団「DAICON FILM」から派生して設立された「GAINAX」。
のちに「トップをねらえ」や「新世紀エヴァンゲリオン」、「天元突破グレンラガン」なども手掛けた会社の長編映画第1作が『王立宇宙軍 オネアミスの翼』だった。
スタッフとして、山賀博之さん・庵野秀明さ・前田真宏さん・貞本義行さんといった一流のクリエイターも参加した本作は、多くの作り手にも影響を与え、当然のように続編の企画が浮上。
それが『蒼きウル』だった。
90年代初頭に企画発表されたのち、様々な事情で幾度も製作が頓挫した本作は、約30年が経過した現在も完成には至っていない。
ちなみに、2013年頃にはイメージポスターが公開、2018年には株式会社ガイナが製作を手掛けることが発表され、本格的な再始動が謳われていた。
しかし、この裏には過去の制作資料の無断売却により、ガイナが製作を進めていた等、厄介な裏事情があり、最終的には株式会社カラーがその権利を奪還。
現在はアニメ特撮アーカイブ機構の管理下に置かれているとのことで、その状況からも実現は程遠い企画となっている。
なんとも全容が掴めない作品ではあるが、過去にはゲーム版や「蒼きウル 凍結資料集」といったCD-ROMも販売されており、本作の断片はここからも窺い知ることが出来るようだ。
参考
蒼きウル - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%BC%E3%81%8D%E3%82%A6%E3%83%AB
『蒼きウル』の企画→凍結→凍結解除の経緯 - さめたパスタとぬるいコーラ
https://samepa.hatenablog.com/entry/20130607/1370563229
(『蒼きウル』有識者によるまとめ記事。)
GAINAXの劇場版『蒼きウル』、2018年世界同時公開を予定! | アニメイトタイムズ
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1418193777
(2018年当時のポスター等はここから確認が出来る)