2018.11.19
前作から時が立ってるのに前作の筋をかなり詳細になぞってくるので忘れててよーわからんってなってしまう製作サイドの凡ミス。
そもそも未知の惑星に専用の訓練受けたエリート揃えていってるのに、着陸してからほぼ全員で即外出して山かき分けて遠くまで行っちゃうってなんやねん。ふつう分割した少人数チームで着陸した場所の周辺を探索するやろ。リスク管理まったくしてねーやん、アホか。
新たに空気感染バージョンの原種を作ったのもミスで、空気感染ならもうどうにもならんやんってなる。卵からのジャンピング幼虫のが制限があってよかった。
アンドロイドが万能かつ無敵すぎる設定もとても退屈。敵側に圧倒的に有利な設定が、人間側を不必要に弱くして希望をなくしてしまうのでとてもつまらない。
どうにかすれば、ワンチャンどうにかなる!っていう希望を観客側にキープさせてくれないのでスリルがゼロ。見てるうちに「どーせ死ぬんでしょ。」っていう感情が支配して物語の外に自分を置いてしまうので感情移入も完全にシャットアウトされてしまう。
ホラーやスリラーは観客をいかに作品世界に引きずり込むかが肝なのを考えれば、完全に作品として失敗してる。残念。