アニメより不穏な雰囲気が増していた。手作りの質感のかわいいキャラクターとのギャップが良い。微妙に噛み合ってない会話も不安を掻き立てる。彗星を観測しに行く話かと思ったら、彗星が地球に衝突する話で、そもそも話が重めだった。旧約聖書っぽかった。完全に出エジプトとノアの方舟。でも祈りましょうとかそういう話ではなかった。むしろ、この世は祈ったところでなにも変わらないし、こっちの都合も考えないし不条理だと見なすあたり、不条理演劇に近い。エンドロールの音楽とアニメーションが最高。スニフがマッツ・ミケルセンで、こんなに気弱な役もできるのかと驚いた。でもアフレコしてる姿は想像できる笑笑ファンタビのマフラー発言に続き、マッツはネタ枠の可能性を秘めている…
