これは切実な状況だあ。
年齢はアリスの方が下。自分にもいつ起きるか・・。物忘れは年々酷くて、まー達観していますが！笑
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アカデミー受賞作品を観よう148（2014年第87回主演女優賞ジュリアン・ムーア）
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この映画を観るにあたり、観客は「アリスがアルツハイマーになる」くらいのことは知っている。
前半迷子になるシーンが最も見事だったと思うんです。
みんな既に知ってるからあまり感じないかもしれませんが、たぶん何の映画か知らずに観てもわかるはず。セリフはいっさいない状態でのジュリアンの動きや表情、そしてカメラによって迷ったこと、そして自分に驚き、悲壮感に駆られる心情を表現。
これはオスカー取るわ。
最初に問診を受ける際、2分か3分かなあ長いワンショットあったでしょ。「どう？わたし答えられるわよ！」って問答。あのワンショットカメラも辛抱強いいい画でしたね。
まだプライドに満ちた自分が周到に用意した自殺の手順に、たまたま触れてしまったシーンはクライマックス。何が起きたのかもわからない・・。
実は後ろに隠されていた姉妹の葛藤と母娘の和解。さりげなく父の苦しみと、それを誰より気付きサポートに来た次女っていうね。
何度も（観るの辛いけど）鑑賞しうるデリケートな作品ですね。
