ドゥニ・ドゥヌーブ監督作品ということで、「複製された男」の難解さが印象的だったため、手に負えるか心配だった。
感想。ストーリーは分かりやすいんだけど、すごいモヤモヤする。
麻薬カルテルの実態とか、FBIとCIAの確執とか、作戦上必要な手続きとか協定とか、あまりよく知らない世界の話なんだけど、ギリギリのところを彷徨らされる感じ。
「ボーダーライン」というタイトルにかなり引っ張られてしまったかも。考えだすとキリのない世界。
結局、モヤモヤした世界に放り込まれるという点では、またしても監督にしてやられた。