骨太な佳作
アレハンドロ役のベニチオ・デル・トロが兎に角素晴らしい
狼の様なあの眼
何処かで見た眼
そうだ
シナロアのクリアカンで知り合った連中の眼とそっくりなんだ
昨日あれだけ仲良くしてたヤツが今朝はいない
どうしたんだ?って聴いたら死んじまったって
頭撃ち抜かれて死んじまったって
死体なんかちょっと歩けば普通に転がってたよ
国全体が人が死ぬってことに完全に麻痺してた
メキシコではそんな日々
子供達がサッカーしてる広場の奥から銃声が聴こえる
死と隣合せの日々
生きることが正義だと教わった
例え、人を殺めてでも
生きてりゃ善
悪はない
何故なら
生の前に悪なんて取るに足らないモノだから
善と悪のボーダーラインなんて
死の前には無くなるよ
追伸
場所によるからね!
メキシコでも安全な場所はたっくさんあるからね!