このレビューはネタバレを含みます
ミュージカル大好きです。
実話のサクセスストーリー大大大好きです。
これがフィクションであったなら、いつも通り満点をつけてました。
だけど「実話」であるから、中盤からずっと違和感を感じながら観てました。
以下、行間を空けます。
その下には夢を壊すような事が書いてあります。
この映画がお好きな方はお読みにならない事をお勧めします。
途中から、バーナムが仲間に対してとった行動に違和感を感じました。
そして、奥さんや子ども達に対しての行動にも共感できなかった。
観終わってから、何か胸につかえて、スッキリしなかった。
最後に仲間のみんなは、バーナムを「家族」と言っていましたが、果たしてバーナムは彼らのことを「家族」と思っていたのか?
とてもそうは感じなかった。
腑に落ちないので、調べてみました。
実は博物館を始める前、バーナムは、姿の醜い黒人女性の奴隷を金で買って、彼女を「見世物」にする事でお金を稼いでいました。
彼の人生の成功はそこから始まったんです。
なるほど、映画の中に感じた違和感の理由が分かり、また、これほどのサクセスストーリーの実話をアカデミー賞が全く評価しなかった理由も分かりました。
美化された実話映画なんて、この世にあるべきではない。
私はこの映画は大嫌いです。