日本公開が決まるずっと前から楽しみにしていた映画。
最高のオープニングに始まるたくさんのミュージカルシーンは役者の演技も歌唱力も演出も素晴らしい。特にヒュージャックマンとザックエフロンのバーでのシーンはキレキレのダンスと空気の読めるバーテンまで文句のつけどころがない見事さ。影やはためく布を多用した演出はどれも本当に洒落ててミュージカル映画としては最高のミュージカルシーンの数々。実在のバーナム氏を取り上げて作られた設定や世界観も賛否はあるだろうけど良い。
なのに何故か受け止めきれない、物足りないと感じてしまった。
肉じゃがの材料を用意してクリームシチューを作ったみたいな違和感。消化不良なだけ、期待しすぎただけかもしれない。
でもこの映画でミュージカル映画に興味を持つ人が増えたらそれは素晴らしいことだと思う。
