なちゅん

ネオン・デーモンのなちゅんのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
3.7
残酷さと美しさは常に表裏一体であるということ。
ストーリーだとかキャラクターを楽しむというよりは、感覚的な世界観と色彩と、それから、虚夢と幻想と現実が境なく混じり合う一種の気持ち悪さを視覚的に味わう映画のように思う。
最後まで見ると最初のカットが意味を持つようになる。

エル・ファニングの、これまで日に当たったことがないんじゃないかというくらいに透明感のある白い躯体の清さと艶かしさが眩しい。

これといい、ドライヴといい、レフン監督は嫌いじゃない。
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