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セクシリアのogierのレビュー・感想・評価

セクシリア(1982年製作の映画)
2.5
もはやマイノリティであるはずの個性主義者達しか出てこないので文化の常識が通用しない混沌の世界
あるいは私たちが彼らの本性を隠さずに見ることが許されているので社会的秩序が成立してない様に見えるだけなのだ
全員狂人はアルモドバルの哲学である様に何かを羞恥心の為に隠さなきゃいけない世界の悲しさについては我々は理解しなくてはならない
性の解放、薬物への感謝、タブーを越えて素顔のままの人格が最も美しいのではないだろうか
そしてそれを尊敬しあえる仲間がいる事にどれほど救われるだろうか
欲望の赴くまま生きていけたらどんなに幸せだか自分達に問いただすべくセクセィーの生き様を可憐に魅せてくれる素敵な物語
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