“日本”成分が味わい深かった
『JUKAI 樹海』が好きなので、
似た様な題材のコレを。あの
感動よもう一度！と観てみたら
超スタンダードなヤツだった。
“ガイジンが樹海に入ったら
みんなユーレーに殺された”
←と、そのまんまだ。とにかく
分かり易くて観易い。♪
ていうか、ジャケに堂々とオチ
がネタバレされている。☆(笑)
勿体ぶるコトも無く、開始10分
で早速ユーレー登場！
樹海にすら入ってなくまだ車道
なのにいきなりだよ？
二か月前に自殺した母の遺体を
探しに行く道中を、山梨大学の
友人達とドキュメンタリー撮影
するという、如何にも、な話。
ハロウィーンに施餓鬼を行い、
母の魂を供養する為に…。
…そう、今夜でないと母が成仏
できないのだ！何故かは謎だが
とにかくそうなのだ！☆
樹に打たれたワラ人形。
首吊り死体。ミイラ。
チラチラ見せてくる怪奇現象。
←
電話しようとすると弾け飛んで
地中に引き込まれるスマホが
お気に入り。♪
惨殺のバリエーションも豊富で
楽しめる。
髪の毛での牛裂きは、なかなか
インパクトあった。☆
特に、あの警官がイイ味を
出していて素晴らしい。♪
不穏さを漂わせながらカタコト
日本語で主人公らを訝しむ。
警官の、死体の扱いがひどい。
チャック締めの死体袋に入れて
担架で運ばれるとかじゃなく、
シーツとロープで雑にぐるぐる
巻きで引っ掴まれる感じ。
暴れる主人公らをスタンガンで
気絶させて不当に拘束し、
「お前達には施餓鬼より厄払い
が必要だ」
と、暗い死体置場に縛り付けて
放置するのだ。
―――見たか世界よ、これが
日本警察だッ！！
主人公らを散々犯罪者扱い
していて、自分が襲われたら
「タスケテ！！オネガイ！！」
とか、分かり易すぎる(笑)
それにしてもあの、樹海の
真っ只中にポツンとある派出所
は何なん？
こんなトコ、絶対左遷されたく
ないな…。☆
絵はがきに書かれた遺書の字が
どう見てもニホンゴでは無い。
グロンギ語の様に法則があるの
だろうか？誰か解読して(笑)
そして…
―――出たッ！！海外製作の
樹海ホラー名物、青木ヶ原に
存在しないはずの“川”！！
…結論、『JUKAI 樹海』の方が
オモロイ。
“日本”成分がまだまだ足りん！
ぬるいッ！砂糖も多いッ！！
♪きらきら ひかる♪
♪おそらの ほしよ…♪
