超空間コベ

野獣死すべしの超空間コベのレビュー・感想・評価

野獣死すべし(1980年製作の映画)
4.0
俺達の巨匠ルチオ・フルチ監督の、
ハードボイルド・ギャング映画。

大藪春彦原作の同タイトルとは全く無関係だけど、
奇しくも?製作・公開が、松田優作主演のそれと同じ
1980年というのは面白いね。☆


ナポリを舞台に、裏社会の覇権争いが描かれる。
闇タバコで健全に(?)シノいできた主人公・
ルカ達の街に、麻薬をバラまく新勢力が台頭。
血みどろの抗争へと発展する。


肉片が派手に飛び散る人体破壊描写。
まるでゾンビの様な死体。

この辺へのチカラの入れ具合を見る度に、
俺達のフルチ映画である事を実感できる。

今にもムックリと起き上がりそうだったな、
あの死体…。☆
『サンゲリア』から流用したのか?(笑)


死体といえば、ルカが死体ゴッコで妻をビビらすのが
オモロかった。目ェ見開いたままだし。
『ハロルドとモード』の自殺ゴッコか?(笑)

自分以外の仲間は全て殺され、孤立無援となるルカ。
まさに絶体絶命のピンチ!
―――さあ、どうする?どうなる??☆


マシンガンを嬉しそうにブッ放す、俺達のフルチ巨匠を
みんなで応援しよう!!♪(笑)
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