新約聖書「ヨハネの黙示録」の映画化。名優リチャード・ハリス主演。
西暦90年ローマ帝国。迫害を受けるキリスト教徒たちは、奴隷採掘場に名前を伏せて入っているイエス最後の使徒ヨハネの奪還を画策していた。劣悪な環境の中、ヨハネは”第七の封印”最後の審判”の啓示を受ける。。。
聖書の勉強のために鑑賞。聖書の中で最も難解な「黙示録」は殆ど映画化されていないので貴重な一本だった。「黙示録」の全ての再現は時間的に困難であり、イタリアのテレビ用映画のためCGが少々安っぽいか。重要部分のイメージは掴むことが出来た。
エンターテイメントとしても楽しめるように脚色されているが、聖書について最低限の教養がないと理解は難しいと思われる。
リチャード・ハリスの遺作「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(2002)と同年の公開。イエス最後の使徒ヨハネの役は、役者人生の最後にふさわしかったのではないだろうか。