【過去に観た映画】2016.9.9
ヒューマントラストシネマ渋谷。
都会で暮らす人物たちの、17時から11分間に起こる物語。
その全く関係のない人物たちが、ラストの数分につながり、あっというラストを迎える。
つながるといっても時間と場所が重なることで
悲劇を生むという形。
説明しすぎるのがいいとは思わないけど、あまりに人物たちの情報が少ない。
あえてあまり、そこは描いていないということなので、
観るものがどういう人物でどうい設定かを想像していかないといけないが、ラストは見事。
ちょっと「世にも奇妙な物語」みたいな感じで
「人生スイッチ」みたいな偶然の重なりが悲劇を
産むという感じか。
全く無関係な人たちが、ある場所、ある時間で重なり、ほんの一瞬のタイミングで、
同じ空間に集ってしまいアクシデントが連鎖する
ことはありそうで怖い。
観終わって、一瞬はあっけにとられるが、思い返すと、そういうことかと納得する。
時間制約を設けて、緻密に計算された脚本と構成の
妙に にやりとする。
監督の話によるとある晩見た悪夢が構想のきっかけになったという。