Shu

ゴースト・イン・ザ・シェルのShuのレビュー・感想・評価

2.0

「ゴースト・イン・ザ・シェル」観てきました。
原作は今から20年以上前に発表された士郎正宗の漫画が原作でそれに伴い波及した押井守監督の「攻殻機動隊」「イノセンス」、
神山健治作品の「S.A.C.」などがベースとなっている。
まず本筋がオリジナルと全然違うのことに驚く。
確かに原作漫画から派生した各アニメーション作品は設定や、性格など微妙に異なってはいるんですが本作は…
見た目は攻殻機動隊で中身はロボコップといった感じ。
よくあるハリウッドSF映画になってたのがちょっと残念でした。
ただオリジナルを全く知らず予備知識なしで初めて観に行く人にとってはストーリーも設定も解りやすくなってるとは思いますが往年の攻殻機動隊ファンにとっては希薄で物足りないと感じるのでないでしょうか。
ゴミ収集車のくだり、芸者ロボット、夜の海ダイビングなどオリジナルへのオマージュシーンは良くできていて魅せてくれるのが救いでした。
スカーレットヨハンソンのあの体型は置いとくとして個人的には菊地凛子か、それは無理にしてもどうせ白人ならオルガ・キュリレン子がよかったなぁ
注目のビートたけしははやり“ひとりアウトレイジ”で1人だけ日本語で喋っていることに違和感があるだけじゃなく聞き取りにくいのが致命的。
ともかく本作は攻殻機動隊の実写化って言わなければそれなりに観れる作品にはなってたとはいえる…けど、
オリジナルのようなカルト的な作品にはなり得ないが観やすくて収まるところに収まってる良くも悪くもハリウッドらしい作品なのでしょう。
何はともあれオリジナルの作品としての完成度の高さを再認識させてもらいました。
…仏作ってゴースト入れず。
Shu

Shu