竜平

ゴースト・イン・ザ・シェルの竜平のレビュー・感想・評価

3.3
人間と機械の境界線がほとんど消えている近未来。捜査組織「公安9課」と、そこに所属する、人間の脳と人工の身体を持つ女性の話。
原作は知らない。劇中で言われる「ゴースト」が具体的に何を指してるのか、定義もあまりわからない。その上で見ても単純にSFアクションやサスペンスとしてまぁ楽しめるは楽しめる。この映画は何よりもスカヨハの魅力を大いに堪能する、それに尽きる気がする。『ルーシー』然りアベンジャーズの『ブラック・ウィドウ』然り、この手の謎多き女性、超人的な役がとにかくハマる。CGによる機械の描写も華麗な戦闘も、やっぱりスカヨハの容姿と相まって非常に美しい。現代の日本がそのまま進化したような近未来の街並みも独特、なんというか、すげー新宿っぽい。これだけ和を前面に押し出してる洋画SFはあまりないんじゃないかと、さすがは日本人原作。ただビートたけし一人だけ日本語で会話してるのはなんとも違和感、普通に言葉通じてるし。そこは気にしちゃいけないとこなんだろうか。
この手の大作にありがちな続きを臭わす終わり方など、ストーリーは良くもわるくも無難な印象。映像、またはスカヨハ好きは一見の価値があるかと。要するに俺はスカヨハが好きだ。
竜平

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