エアール

ゴースト・イン・ザ・シェルのエアールのレビュー・感想・評価

3.3
人間と機械の境界が消えゆく未来世界が舞台であります。

テクノロジーの進歩により
人間は人工パーツで自らを義体化していた。
ハンカ・ロボティクス社は
政府の資金援助を受け
人間の義体化を進め軍事工作員を開発
ーー人間の脳を人工の体に移植し
人間とロボットの長所を兼ね備えさせた
ーー特別なプロジェクトの存在、プロジェクト2571

こうして誕生したのがミラことスカヨハであります
ーー戦闘用のボディースーツが話題を浴びてましたが 笑


乗っていた難民ボートがテロリストの襲撃に遭い
海で溺れ家族は助からず
その後施設に運ばれ改造を施される
ーー体の損傷が激しく
救い出せたのは脳だけ
体は義体だが、魂自体は自分。

機械はただ与えられた命令に従うだけで
想像や同情ができず直感も働かないが
人の心を持つミラはそれ以上のことができる
ーーこれがまさしく理想であり、将来あるべき姿なのだと。

こうして公安9課に配属されるミラ
少佐として荒巻の指示に従い
サイバー犯罪やテロ行為を取り締まる日々を送るが
とある一件をきっかけに
断片的な過去と向き合うことになる…


電脳ハック、
ハンカ社の要職に就く科学者たちが次々と殺されており、書き残されたメモにある犯人の名前 ”クゼ”
ーー天才ハッカーであり、得体の知れない存在、居場所も特定できず、
手がかりを探るために現場で戦闘の末破壊した芸者ロボットにダイブを試み、残された記憶を辿る、
時たま現れる映像やサウンドに戸惑うミラ
ーーシステムのバグなのか、
はたまた脳にかすかに残る記憶の断片なのか、
自分の記憶が何者かに操作されているようだ
ーーハンカ社の社長 カッター、公安9課の責任者 荒巻、オウレイ博士など、怪しい動きをみせる面々、
ヒデオとモトコの存在、
真の自分の記憶と隠されていた過去とは…。


荒巻演じたたけしさん、モトコの母親を演じた桃井かおりさんら日本の役者さんも活躍してる本作
ーー映像の美しさはもちろんですが
やはりミラの同僚 バドーことピルウ・アスベックのかっこよさ
これですね 笑
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