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攻殻機動隊 新劇場版のRrのレビュー・感想・評価

攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)
3.6
2029年、国防庁の格下げに反発した軍人らによる大使館占拠の裏で、総理大臣とそこに同席してたクルツ大佐が爆弾テロによって暗殺される。捜査の中でファイアスタータの存在が浮かび上がってくるが、その売り手は素子と同じ義体だった…。

SACに比べてアクションシーンが多く、義体の寿命についても触れられていたのが良かった。正直ストーリー自体は退屈で、2作とも個人的なテーマについて描いた押井版と社会問題が軸だったSACに比べて、どこを楽しんだらいいのか個人的にはイマイチ分からなかった。最終的に少佐とクルツの関係に収束していくにしては、描写が物足りないような気も。9課のキャラの描写が少ないわけじゃないけど、魅力はあまり伝わらず。(脚本が冲方丁なので当然といえば当然だけど)展開や雰囲気はハードボイルドな従来の攻殻機動隊よりもPSYCHOPASSっぽさを感じる。
最後のシーンは前日譚ものの醍醐味で好きだけど、原作にも押井版にも繋がりそうで繋がらない感じは若干モヤモヤ。
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