映画館にて公開初日に鑑賞。
キャリーはニューヨークのマンハッタンのアパートに一人で暮らす19歳の少女。
ティーン最後の年を謳歌してキラキラとした時を楽しむ……訳でも無く、
実は彼女、IQ185、ハーバード大学に飛び級で入学・卒業…と言う超優秀な女子でした。
ただ、性格はキツ目・曲がった事は大嫌い・嘘も大嫌い・頭が良い事を自負している為、自分のレベルを落とす様な事はしたくない、そしてコミュ症気味…と少し変わった女の子。
父の紹介で仕方なく通うセラピーで、
ある日"幸せになる為のリスト"を貰う事に。
○ペットを飼う
○子供の頃好きだったことをする
○デートに出掛ける
○友達を作る
○一番お気に入りの本を読む
○誰かと大晦日を過ごす
キャリーの幸せ探し(自分探し)の日々が、リストを手にしたその時から始まります。
19歳で大学を卒業するだけあって、少し大人びた感じのキャリーでしたが、
時折見せる笑顔が可愛かったり、
チェリーソーダを飲む姿に少女っぽさが垣間見えたり、
金魚に話しかけたり、部屋着が可愛かったり、
負けず嫌いだから背伸びして大人のフリをしつつもガーリーな少女の部分がちらちらと顔を出す様(さま)が魅力的でした。
でも、リストを1つずつこなして行くキャリーの成長物語だと思って期待しながら観ていたのですが、
少しずつ人と触れ合うことを学んでいる様にも見えましたが、
性格的な部分はあまり変化が見られなかった様な気がします^^;
(性格は直ぐには変わらないのが等身大な感じでリアリティがあるのかも知れませんが)
ただ、父との愛情を修復し、再確認ができる場面があるのは素敵だと思いました。
サリンジャーの本とか文学的なエッセンスが見られるのも私的には好きな部分です。
リストの内容にもう少し捻りがあったり、
キャリーにもっと成長が見られたら、更に共感や感動したりできたのでは?と思います。
あとは、キャリーの性格を受け入れられるかどうかで物語の入り込み方が多分違って来るのでは?とも思いました。
マンハッタンのクリスマスの夜の街並みや、キャリーのお部屋の中の本で出来たツリー🎄とかは素敵でしたけどね♪