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エール!のkinopioのネタバレレビュー・内容・結末

エール!(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

コーダの原作ということで視聴。
比較するとやはり演出面ではコーダの方が上手いと感じた。
同級生との恋や母親との確執。演奏会中に父親が周りを見渡すシーンなど。
コーダの方が各人物の特徴を捉えたシーンが多いおかげで、登場人物に個性や魅力を感じることができた。
あとエール!は何度も出てくるデュエット曲の歌詞がやや下品に感じて残念。(フランスで有名な曲と言えど歌詞に娼婦とか乳房とか出てくる歌を学校の演奏会で歌うだろうか?)
しかし大きなストーリーラインとしてはこの映画で完成されているように感じる。
コーダで特に感動的だった演奏会中に無音になるシーンや父親のために歌うシーンはエール!から受け継がれたものだった。
コーダと比較していい点は特に思いつかないが、コーダの完成度の高さはこの原作あってのものだと考えると納得。
(強いて言うなら家族との確執がややマイルドに描かれているのでそう言うのが苦手な人にはいいかも。)
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