【2017年124作目】
両親と弟が聴覚障害があり、唯一家族で聞こえるのがポーラだけ。
このポーラが、音楽教師から歌の才能があると言われ、歌の勉強に進む夢が膨らむ。
ポーラの歌が聴けない家族は、彼女の才能を信じられず反対する。
ポーラも家族を残して歌の勉強の為、パリに出るのも後ろめたく諦めてしまうのだが・・・。
フランスで大ヒットした本作は、笑いあり涙ありの、ハートウォーミングな物語で、爽やかな感動作。
普段フランス映画はあまり観ないのです。
アクションものだといくつかは観てますが、基本とても私は取っ付きにくいのです。
何が言いたかったのかが分かりにくい作風が多いと感じているので、DVDレンタルする際も、制作国フランスと表記されてるとそっと棚に戻します(笑)
なので珍しく手に取った本作ですが、全く分かりにくいところがなく、とても観やすかったです。
終始、温かい空気感でしたね。
ポーラを演じたルアンヌ・エメラの歌声が素晴らしく、彼女を主演に置いた制作陣の手腕が見事でした。
瑞々しい演技に、キュートなルックス。
ルアンヌがポーラを演じていなければ、本作の魅力もいくらかは損なわれていたかもしれませんね。
ラストの歌うシーンは、とても感動的で涙が溢れました。
少し前に観た、頑固なおじいさんが、亡き妻の為に唄う『アンコール』同様、気持ちのこもった歌を聴かせる作品には弱いですね(;_;)
最後に、本作の家族はとてもチャーミングで、明るいところがとても好感を持てました。
フランス映画に対する苦手意識も克服出来るといいな(^▽^;)
きっと素晴らしい作品がたくさんあると思うし。
ただ、フランス語の耳障りがあまり良く感じないのが問題です・・・(><)
でも、色んな作品を観ていくと、何が苦手なのかハッキリと分かり、克服するべき課題が見えてくるのは良い事ですね。
そういえば今思い出したんですが、大昔にフランスの女性シンガーのパトリシア・カースのファーストアルバムは鬼リピして聴いてました。
曲はもちろん、声がすごく好みでした。
話しが少しそれましたね(^_^;)
とにかく本作は、どなたでも観やすいかと思われます。
何となく、季節的に秋に観るのが合う様な気もしますね。
温かい気持ちになりたい時にオススメです!