海外のアニメは独特のテイストを持つ物が多く、本作もその例に漏れない。
アイルランドの妖精伝説「セルキー 」いわゆる羽衣伝説なのですが、この手の話が世界中に存在するのって、実に不思議です。
ひねくれたお兄ちゃんにイマイチ感情移入できませんでしたが、徐々に分かってくるその境遇に、だんだんと可哀想になってきます。そりゃあひねくれもするわ
途中、ふいに物語は急展開を迎えるのですが、ここからいろんな憶測が飛び交って、俄然楽しくなってきます。しかし、破滅に向かっていく救いようのない展開の連続がひたすらに絶望感を煽ってくる。
これは無理だ
今度こそ、もう無理だろ…
セルキーの歌声が悲しく響いてました
ラスト、思わず泣いてしまいました😢
監督のトム・ムーアさんは、アイルランドの映画監督、兼アニメーター、兼演出家。このお方、22歳の時にアニメスタジオ「カートゥーン・サルーン」を設立しております。「カートゥーン・サルーン」と言えば『ブレッドウィナー(生きのびるために)』も良かったから、これはもう他の作品も観ないと…
