おねげる

みかんの丘のおねげるのネタバレレビュー・内容・結末

みかんの丘(2013年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

コーカサス、アブハジア、ジョージア(グルジア)、エストニア、あとロシアについて調べて、やっと複雑な国の事情がわかった。
地理的にいうとロシアの南側、コーカサスは地域のこと。
この映画はコーカサス地方の国ジョージアと、ジョージアから独立したいアブハジア間で起きた戦争が背景となっている。エストニアは所謂バルト3国の1つで、コーカサスからは大分離れている。その昔エストニアからアブハジアに移り住んだのが主人公のイヴォやマルゴスの一族だ。イヴォは他の家族を安全なエストニアに帰らせ、戦闘の続くアブハジアに残っている。収穫したみかんを入れる箱を作りながら。マルゴスはみかん農家で無愛想だがおそらくとても良い人。
イヴォの元にアブハジアの傭兵としてチェチェンからやってきたアハメド。アハメドとの戦闘で傷ついたジョージア人ニカ。
ほぼこのぐらいしか登場人物がいないが、イヴォの強いまっすぐな意志によって本来の人間に戻るのだが、結末は悲しい。色々書ききれないけどここで終わります。
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