このレビューはネタバレを含みます
自然や命の尊さ、
宇宙の広さと人間の小ささを描いた物語。
ドローン映像もあって
森を歩く気持ち良さを感じられた。
ジョークをいう場面も多かったり、
トレイルを歩く中で出会う人が
あーこういう人いるいるー
みたいな面白さもあって見飽きなかった。
ストーリーでは、トレイルを人生に例えている。
主人公は崖から落ちたときでも
予想外だからこそ面白いのだと言う。
そんな絶体絶命のときでも常に冷静を保ち
知恵を絞って身の回りのものを使って脱出を試みていた。
崖の途中で迎えた夜は
星空を眺めながら「地球上でこんなに星が見えているのは俺たちだけだ」とピンチを前向きに捉えていた。
そして人間はちっぽけなんだと、宇宙の広さを感じていた。
結局踏破はしなかったけど
結果が全てではないのだと教えてくれた。
主人公が帰宅して(どれくらいぶりなのかは不明？)
妻と再会のハグをしたシーンでは
生きて帰ってくることが何よりも大切なんだと感じる場面だった。
何度も本は書かないと言っていた主人公が筆を走らせ始めたのも良かった。
ほっこりする面白い作品だった。
山を歩きたくなった。
ストーリー :★★★☆☆
演 出 :★★★☆☆
関 心 度 :★★★★★
メッセージ性:★★★☆☆
