地球外生命体

ガールフッドの地球外生命体のレビュー・感想・評価

ガールフッド(2014年製作の映画)
3.3
いま世界で最も注目を浴びる女性監督シアマが、「燃ゆる女の肖像」に先立って2014年に発表し、その年の仏セザール賞で監督賞ほか4部門にノミネートされるなど高い評価を得た監督第3作。パリ郊外の荒廃した地区で生まれ育ち、行き場のない日々を過ごす16歳のアフリカ系移民の少女が、やがて不良グループの仲間入りをしながら、自らの未来への道を切り開こうと懸命にもがく姿を、鮮烈なタッチで活写。ヒロインのK・トゥーレをはじめ、街でスカウトされた無名の少女たちの初々しい演技と躍動する姿は、必見。

海外からの移民たちが多く暮らすパリ郊外の団地で生まれ育った、アフリカ系移民の16歳の少女マリエム。仕事で忙しい母親や、ギャングのリーダーで暴力的な兄に代わって、幼い妹たちの日々の面倒を見ている彼女は、勉強をする余裕がなく、高校進学もおぼつかない。そんなある日、マリエムは不良少女3人組から声を掛けられてその仲間となり、彼女たちと街で遊び歩くうち、自由な解放感や女性同士の連帯感を味わうようになる。

★2014年ミシュコルツ国際映画祭
国際エキュメニカル賞
★2014年ストックホルム映画祭
作品賞
撮影賞
★2014年サンセバスチャン国際映画祭
TVE Otra Mirada Award
★2014年フィラデルフィア映画祭
審査員特別賞
★2016年クロトルーディス賞
女優賞(カリジャ・トゥーレ)
編集賞

【原題/Bande de filles】
Group of Girls
地球外生命体

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