ハマボーイ

14の夜のハマボーイのレビュー・感想・評価

14の夜(2016年製作の映画)
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中学生にとって、夜はとても長く特別だ。
家をこっそり抜け出した夜には、かけがえのない無限の時間が待っている。

自分の中学生の頃が蘇る。
親が完璧ではないことにガッカリしたり、学校のプールに忍び込んだのが見つかり一目散に逃げたり。
学校ではあまり話さないクラスメイトと、何故だかその晩だけ意気投合したり(学校に行けば大体元どおり)、夏に出てくる変質者の噂とか、全てが青臭くなつかしく痺れる想いになる。

特にタカシが語る、学校でのヒエラルキーで分けられるグループの劣等感については、理不尽で残酷だが本当にその通り、、、と少年4人と一緒にセンチメンタルになった。

タカシがふと呟く
「これからの人生でオッパイを沢山揉めることってあるのかな」
エロは希望だ。オッパイを揉める未来には希望が溢れてる。少年たちよ、走れ!
間違っても、恥ずかしくても、惨めでも、走れ!そう思いながら自身の過去を励ました。

それにしてもよくしまる今日子って名前が秀逸!
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