夢野猫

ヴィクター・フランケンシュタインの夢野猫のレビュー・感想・評価

3.0
“怪物”フランケンシュタインでは無く人間の方のフランケンシュタインの物語。

これまでは端役や脇役の位置付けだったイゴールを、物語の語り手として中心に配して展開するのは面白かった。

物語としては、全体的にキャラクターの切り貼り感があり、主役不在の印象を受けたのが残念。

結末を着ける為には必要だったのかも知れないが、ラストの活劇シーンにもごちゃごちゃした感じが有る。

中途半端にフランケンシュタイン物へのオマージュを盛込んだバランスの悪い作品でした。
夢野猫

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