とらねこ

ハイネケン誘拐の代償のとらねこのレビュー・感想・評価

ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)
3.3
犯罪映画として見ると物足りない。が、95分という短い尺でやりたかったのは、普通のドラマツルギーからは外れ、むしろ目論見からは外れた犯罪の行く末、追い詰められていく犯人グループの心理を等身大に描写することかと。

アンソニー・ホプキンスの老獪さも良いけれど、ジム・スタージェスの迫真の演技に惹きこまれて、ついつい犯人グループを応援してしまった。
犯罪ジャーナリストの小川氏も言っていたように、「それは駄目だー!そこをどうにか踏ん張るんだ!」なんてね(笑)

松崎B氏が言っていたように、ルトガー・ハウアー主演のオランダ版『誘拐 狙われたハイネケン』を追補的に見て比べるのが楽しそう。

サム・ワーシントンもさりげなく出演していたよ。
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