家族思いの父親が留守番中、道に迷った二人の女性を家にあげてしまう。ただの親切から一転、快楽と地獄がはじまる。
イーライ・ロスの監督作品となると、やはり血とか肉とかそういうものを想起してしまったのだけれど、この作品には登場しない。代わりに精神的な苦痛が絶え間なく敷き詰められている。
1977年の『メイク・アップ』のリメイク。そのため当時にはなかったスマートフォンやらSNSやらが登場し、現代人の共感性を高めている。
肉体的ダメージより精神的ダメージを強く訴える作品も珍しく、その辺は新鮮だったのだけれど、その辺を両立した作品も多々あるので、物足りなさは正直あったかな。