Carly

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのCarlyのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

前作で散々とっ散らかした(もしくはとっ散らかされた)作品だけに本作がどうなるか、正直なんの期待もせずに映画館へ向かった。
結果、言いたいのはただひとつ。
JJありがとう、である。

あれだけファンを世界の果てへ置き去りにした前作からよくぞここまで軌道修正をしたな、と感嘆しかない。尺のわりに話が詰まっているのも、ところどころおや?と思うところがあるのも、フォースの無理な設定も、ハックス将軍の軽すぎる動機も、過剰すぎるファンサービスも、本当はJJが撮りたかったスターウォーズの姿ではないのかもしれない。全ては(恐らくわたしが思うに)エピソード8に起因している。
都合の悪い設定や話の経過には完全に蓋をし(ローズとフィンの関係性など)スルーを決め込み、往年のファンが観たい(であろう)要素をこれでもかと詰め込んだ。JJのスターウォーズへの愛を感じる作品だった。彼は始まりの三部作へリスペクトを抱いているのだろう、と想像するに容易い仕上がりだ。

そしてそれはわたしが個人的に観たかったスターウォーズの姿と重なるところも多かったものだから、本当にJJありがとう、なのである。
(Xウィングとかイウォークとかもう号泣だった)

ともあれディズニーにはもうこれ以上スターウォーズで金儲けなんてことを考えるのは止めていただきたい次第。
どうせやるならジョージルーカスにしてくれ。



【追記】
EP.9良かったところ
*ルークがちゃんとルークスカイウォーカーとして描かれていた
*Xウィングは激アツ
*ランドの扱い分かってる
*レイアの死に対するチューイの悲痛な叫びは関係性が良く表れている
*イウォーク!!!!!
*ハンソロのI know(これは同時に容易く使うな、も思わずにいられない)
*ローズとフィンの関係性がリセットされた
*ベンが最後の戦いに駆けつけ、騎士団に囲まれ戦い始めた直後にふっ、て息を吹き出すとこ
*ルークがレイの前に現れた際、レイの隣に座ったときの斜め角度のショットで髭が隠れててまさしくEP.6のルークスカイウォーカーが現れて号泣
*ラストシーン(タトゥイーン)のすべて
Carly

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