りめんばーみー

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのりめんばーみーのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

どーしても、どーしても観てる最中から『アベンジャーズ エンドゲーム 』がどれだけ凄かったんだろうか?という思いが、頭をかすめる。
悪かった訳ではないんですよ。でも、上映中から別の作品が脳裏に浮かんでしまうのは、やっぱりノイズが多いから。

①予測は上回ってくれよ
レイの出生の秘密が明かされるが、なんて予測通りの秘密。
俺「パルパティーンの子供?だろうな」
友「それはコテコテでしょ」
と話していた。
その通りの展開だったので、コーラを口からこぼしてしまった。
人に当てられしまうプロットはどうかと思う。
一番引っかかるのは、前作ラストの少年。あれは、誰でもジェダイになれることを暗示したものではないのか? スカイウォーカーという貴族の話であるスターウォーズを変える、良い設定、場面だと思っていた。
それこそが新シリーズの題材であってほしいと思っていた。
しかし、レイの予測通りの答えに、この少年の意義が吹き飛び、心中がっかりした。

②レンよ、君の信念はそんなものか
中二病は中二病の域を出ず、あっさりと父ちゃんに説得されて寝返っちゃう。
これなんだよ。『スターウォーズ』って、ほんとに人を描くのが下手だなぁと思う。掘り下げなくいゃいけない所があっさり過ぎるんだよ。
レンの苦悩シーンが足りないから、あっさり折れたように感じてしまう。
今回は最悪のエピソード3に比べたら、まだいいんだけど。

③フィンよ、君はストームトルーパーではなかったか?
前から気になってたんだけど、ストームトルーパー出身のフィンが、バタバタとストームトルーパーを倒していくのがどうしても気になる。
劇中も「もっと若者を狩れ」とストームトルーパーは狩られた若者たちであることも示唆され、同じ元トルーパー達も出てきて、苦労を分かち合える仲間ができる。
それなのにフィンが躊躇なく殺していく。
どうしても心中穏やかではない。
襲ってくるストームトルーパー達を説得するとか胸熱展開もできただろう。
設定を活かし切れないとはこういうことなんだろうなと勉強になる。

④セールスポイントの喪失
1970、80年代のCGのない当時に、エピソード4.5.6は衝撃だったと思うのです。これが最大のセールスポイント。
そこに壮大なドラマが絡み、ドラマに穴があっても画面でごまかせた。
しかし、1.2.3.7.8.9になるとCG全盛となり、ほかの作品が追いついてしまった。
この時点で最大のセールスポイントはほぼ喪失した。
それでも愛情深いファンが支えてきたが、ある意味その期待が呪いともなり、4.5.6の流れから飛躍することかできなかった。
伝説になりきれなかった伝説がスターウォーズだと思う。

⑤イウォークを出せ!
完全に個人的な思いですが、最後なのにイウォーク達がちっとも活躍しないので、とっても悲しい。
そういうサブキャラでも活躍させる『エンドゲーム 』はやっぱり愛がある。


もう一度言おう。『アベンジャーズ エンドゲーム 』はやっぱりスゴイ。
りめんばーみー

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